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カビによる真菌症についてのサイトです。湿気とカビは人体にも悪影響を与えることがあるので気をつけましょう。

真菌症とカビ

真菌(カビ)による感染症(真菌症)は、真菌が宿主の皮膚や体内に侵入し定着して、宿主に障害を与えている状態をいいます。
真菌は本来は感染力が弱く、また寄生する宿主を選ぶため、皮膚への感染以外は、健常者への感染は多くありません。
現在の先進国では水虫(白癬菌)以外は、細菌やウイルスの感染症に比べてなじみの薄い感染症かもしれませんが、先進国でも近年増加傾向にあります。

病変の部位が解剖学的にどのくらいの深さにあるかによって主に3つに分けられています。
表在性真菌症:患部が皮膚の角質などに止まり真皮にまでない状態
深部皮膚真菌症:患部が真皮以降の皮下組織にまで及んでいる状態
深在性真菌症(全身性真菌症、内臓真菌症):患部が脳、肺、心臓などの内部臓器まで及んでいる状態

主に皮膚科領域で扱う表在性真菌症、深部皮膚真菌症と内科系で扱う深在性真菌症では病気の性質が大きく異なり、使用可能な薬剤(抗真菌薬)も大きく異なってきます。

医療の発達により老齢者の増大や、悪性腫瘍患者の増大と抗がん剤の投与などにより生体防御機構の撹乱と免疫力の低下、臓器移植、ステロイド投与、免疫抑制剤の投与による免疫力の低下による日和見感染としての真菌症が世界的に増加しています。
また、細菌感染症の予防や治療のための広範囲に広スペクトル領域の抗生物質が大量に長期的に投与することにより、真菌の増殖を抑えている細菌叢の撹乱されることも誘引となります。

これらの病原菌は多糖類からなるキチン質の強固な細胞壁を持っているだけではなく、人体と同じ真核生物のため菌類の細胞だけに損傷を与えて人体組織に害の少ない薬物は非常に限られたものが必要となります。
そのため、原核生物であり、非対称的に細菌のみに大きな損傷を与えることのできる抗生物質が多く発見されている細菌感染症に比べ、治療が困難と言われています。
さらに深在性真菌症は日和見感染症になることが多く、診断も困難であることから症例は増加する一方となり、致命率も高いものとなっています。

また、海外における風土病が重篤な輸入真菌症として国内で発症するという事例も増加しています。
真菌は胞子をつくるので、一般の細菌より熱や化学薬品に対して抵抗性が強いが、ポンピドンヨードやグルタールアルデヒドなどで殺菌がきます。
医学医療の高度化、国民の高齢化、および国際交流の普遍化を背景とした、真菌症の教育、研究、臨床を充実させることを期待せざるを得ない、という状況なのです。





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